装置の種類

マイオブレイスを用いた矯正(トレーナー矯正)・歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)

マイオブレイスを用いた矯正(トレーナー矯正)や歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)の使用時期は、4~5歳から13歳頃までの歯が生え変わる時期に行う矯正方法です。

装置の使用時間は就寝時がメインで、それに加えてテレビを見ている時間やゲームをしている時間に1~2時間程度使用していただきます。

固定式の装置に比べて取り外しが可能な装置になるので、お子さんがあまり嫌がることがなく治療を行うことができます。

上記の装置の他に3歳頃から使用することができるマイオブレイスを用いた矯正器具(トレーナー)装置もありますので、お気軽にご相談ください。

マイオブレイスを用いた矯正(トレーナー矯正)のメカニズム

1. マイオブレイスを用いた矯正器具(トレーナー)の上部にタンタグと呼ばれるタグが付いており、マイオブレイスを用いた矯正器具(トレーナー)装着時に舌でタンタグを触れることによって舌を正しい位置に誘導します。受け口のお子さんは舌が下方に位置していることが多く、舌で下の前歯を前方に押すことで受け口を助長してしまいます。舌を上方に誘導することで、受け口の改善を行います。

2. 歯列の幅が狭く永久歯が生えるスペースが足りないお子さんは、マイオブレイスを用いた矯正器具(トレーナー)を装着することで、歯列がマイオブレイスを用いた矯正器具(トレーナー)の幅に拡大されて、永久歯が生えるスペースを作りだすことができます (拡大量には限界がありますので、ご相談ください)。

3. マイオブレイスを用いた矯正器具(トレーナー)装着時は口を閉じた状態で使用していただくので、呼吸は口ではなく鼻ですることになります。口呼吸は歯並びを悪化させるだけではなく、お口の中が乾燥することで虫歯のリスクを高めてしまいます。また、口を閉じた状態でマイオブレイスを用いた矯正器具(トレーナー)を使用することで、お口周辺の筋肉 (口輪筋) が鍛えられて、お口をポカンと開けてしまうクセも改善できます。

4. マイオブレイスを用いた矯正器具(トレーナー)を使用していない時に、お口周辺の筋肉を鍛えたり、舌を正常な位置へと誘導するためのトレーニング (MFT) を行います。お口周辺の筋肉などを鍛えることで、筋肉が歯列を整えていきます。

歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)のメカニズム

お口の中に装置を入れて舌を装置の上に乗せることで、舌を上方に誘導し、受け口の原因となる低位舌を改善させます。

使用方法

メリット

  • お子さんへの負担が少なく治療することができます。
  • 装着や取り外し、お手入れが簡単です。
  • ご自宅で使用する装置ですので、矯正治療を行っていることが他の人に分かりません。
  • 取り外しが可能なので、歯磨きなどの口腔ケアが容易に行えます。また、食べ物を制限されることもありません。
  • 歯並びだけでなく、全身の健康に関わる口呼吸などの悪習癖も改善できます。
マイオブレイスを用いた矯正(トレーナー矯正)・歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)の費用

¥15~30万円 (税・調整料別)

床矯正

床矯正とは、成長期のお子さんのあごの骨を正常に発育させたり、歯列を拡げて永久歯が生えるスペースを作り出したりするための矯正装置です。

装置は取り外しが可能です。

装着時間は就寝時がメインとなります (装置によって使用時間が異なります)。

床矯正のメカニズム

床矯正装置には様々な装置があり、誘導面の付いた装置を装着することで顎の成長を促し、装置に付いたスクリューを回転させることで歯列を拡大し、永久歯が生えてくるのに必要なスペースを生み出します。

メリット

  • お子さんへの負担が少なく治療することができます。
  • 装着や取り外し、お手入れが簡単です。
  • ご自宅で使用する装置ですので、矯正治療を行っていることが他の人に分かりません。
  • 取り外しが可能なので、歯磨きなどの口腔ケアが容易に行えます。また、食べ物を制限されることもありません。
床矯正の費用

¥30~40万円 (税・調整料別)

ワイヤー矯正(一般矯正)

もっとも一般的に知られている矯正治療です。

ブラケットという装置にワイヤーを装着し、徐々に太いワイヤーや硬いワイヤーに交換することで、少しずつ歯を動かす矯正治療です。
以前は目立つ装置しかなかったので、嫌々治療を行うお子さんが多かったのですが、最近では目立ちにくく痛みが少ない装置やワイヤー、おしゃれなカラーゴムなどの矯正材料が登場したことにより、一般矯正への抵抗が少なくなりました。

 

ワイヤー矯正のメカニズム

ワイヤーを歯に装着したブラケットに通すことで歯に矯正力を伝え、少しずつ歯を動かす治療方法です。形状記憶の柔らかいワイヤーから治療を始めて、徐々に太く硬いワイヤーへと交換していきます。

目立ちにくい装置

ホワイトワイヤー

 当院では装置で使用するワイヤーも目立ちにくくするため、白くコーティングしたホワイトワイヤーを使用しています。

以前からホワイトワイヤーはありましたが、白いコーティングがすぐに剥がれてしまい、逆に目立ってしまうということがありました。当院では、様々なワイヤーを使ってみて辿り着いた剥がれにくいホワイトワイヤーを使用しています。

また、矯正装置には、Invu (インビュー) というセラミック製のブラケットも扱っています。Invuとホワイトワイヤーを組み合わせることで、表からでも限りなく目立ちにくい治療方法が可能となりました。

目立ちにくい矯正装置 歯列矯正用アタッチメントInvu (インビュー)

歯列矯正用アタッチメントInvu (インビュー)とは"Invisible"(見えないもの)と"View"(良い眺め)を掛け合わせた造語であり、その特徴は、ブラケットの部分がセラミックでできているので、装置の色と歯の色とが違和感なく、自然な色合いになっています。

少し離れて見られるくらいでは、矯正装置を歯に着けているとはほとんど気づかれないくらい、目立ちにくいです。ワイヤーも数種類ご用意していますので、歯並びを治したいが、お子さんの矯正装置が目立ってしまうことを懸念されている方は、ホワイトワイヤーと組み合わせて治療することをおすすめします。

メリット

  • 自分で取り外す必要がないので、ちゃんと通院してさえすれば確実に歯並びが改善される。
ワイヤー矯正の費用

¥15~45万円 (税・調整料別)

※成人矯正に移行する場合は別途費用がかかります。

マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)

当院では10代から使用できるマウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)を使用しています。

ワイヤーやブラケットで矯正するのではなく、透明なマウスピースを使用して歯並びを改善していきます。

 

「ワイヤーが見えて笑うのが恥ずかしい」

「矯正しているのを知られたくない」

 

のような悩みをマウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)は解決できます。

一度ご相談ください。

メリット

  • 装置が目立ちにくい
  • 取り外しが可能なので、歯磨きなどの口腔ケアが容易に行えます
  • 食べ物を制限されることもありません
マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)の費用

¥40~70万円 (税・調整料別)